エビデンス」タグアーカイブ

IT用語 「エビデンス」の巻

みなさまこんにちは。またまた一ヶ月ぶりの登場でございます。

本日はあだきちに変わりまして、私かっきーが当ブログの執筆を担当させて頂きます。

私の担当は月1回ということで、普段とはちょっと違ったニュアンスでお届けしております。
具体的には、IT業界にあまり馴染みがないという方に業界特有の用語なんかをご紹介しております。
月1連載でゆるーくがんばっておりますので、ぜひ生あたたかく見守って頂ければ幸いです。

ところで、みなさんは「エビデンス」という言葉をご存知でしょうか?
本来は学術的、専門的な用語なのですが、近年は一般化してきていて、
ビジネスの現場で耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

元は英語の「evidence」のことで、直訳すれば「証拠」「根拠」「証明」など。
医療業界では治療方法の根拠となる臨床データ等を指します。
システム業界では通常、作成したプログラムが想定通りに動作することを示す証拠、
つまりテスト結果や検証結果、記録のことを指します。

例えば、「今回のプログラム修正のエビデンスを添付してください」といった具合に使用します。
時には略して「エビ」なんて言われたりもします。
入社したばかりの新人が先輩社員に「おい、ちゃんとエビ取っておけよ」と言われて
(海老……?)というクエスチョンマークが頭に浮かんで途方に暮れている姿がIT業界ではよく見られます。

新人君を庇うわけではありませんが、この略語が理解できないのも仕方がありませんよね。
略すなら「エビ」じゃなくて「エヴィ」です。ヴィ。スペルを見れば一目瞭然なのに。ヴィ。先輩それじゃ伝わりませんよ。ヴィ。
下唇を血が滲むほど噛んでー。ご一緒にー、さん、はいっ!エ!ヴィ!

こういう屁理屈言ってるとだいたい先輩に殴られますので注意してください。
たいばつはんたーい

それにしても元は医療業界やIT業界の専門用語だなんて、それだけで知的なイメージが漂いませんか?
銀縁メガネをクイッと上げる感じでさりげなく使ってみると、ハイクオリティなビジネスマンを気取れるかも知れませんよね。

ということでれっつとらい。

「すまないが、君の主張のエビデンスを示してもらえないかな?」
→議論の相手に

「良いでしょう、私自身がエビデンスになってみせます!」
→なんかもう引き下がれなくなっちゃった相手に

「そこはもちろんシームレスかつエビデンスレスにご対応させて頂きます」
→無根拠であることを悟られたくない相手に

「エビデンスを頂けますか? …………あ、金額は空欄で。はい、「上」で」
→居酒屋の店員に

「すみません、こっちにもください遅延エビデンス。」
→駅員に

「はっはっはっ。いったいどこにそんなエビデンスがあると言うのかね?」
→金田一君に

いかがでしょう。
最後はなにかのフラグが立ってしまった気がしないでもないですが
明日からさっそく使って頂ければと思います。

それではまた来月。