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第4回 サポート切れは恐ろしい・・・

2013年8月

サポート切れは恐ろしい

2014年4月9日をもって、マイクロソフト社が行っている
Windows XP、Office2003のサポートが終了となります。

では、実際にサポートが切れるとどんな問題が起こるのかを簡単にご説明します。

サポート切れによる問題

マイクロソフト社のサポートが切れることで起こる問題を3点ご紹介します。

1点目~時間が経つにつれて危険度が増してゆく~

サポートが切れるということは、セキュリティパッチが提供されなくなることと同意です。

「セキュリティパッチがなくても、ウィルス対策ソフトを入れているから大丈夫」
そう思われる方もいるかも知れません。

しかし、セキュリティパッチがOS自体に対して修正プログラムで対策を行うのに対し、ウィルス対策ソフトはOS自体の修正を行うものではなく、可能な限りの感染の予防と感染した後の対処を行うものです。感染予防をしてくれると言っても、限界があります。OSの脆弱性を突かれるとウィルス対策ソフトでは対応しきれない場合があるのです。

「ネットワークにつながずに使うから大丈夫」と思われる方もいるでしょう。
一見インターネットに繋がないから、外部から攻撃されることもないと思われるかも知れませんが、
残念ながらここにも盲点があります。

「Blackhole」や「RedKit」と呼ばれるウィルスは、USBメモリなどリムーバブルメディア経由で感染します。
これらのウィルスはUSBメモリをPCに差した瞬間にOSやソフトウェアの脆弱性を悪用してコンピュータに入り込み、トロイの木馬などのマルウェアに感染させてしまいます。

もちろんリムーバブルメディアを差さなければ、問題は起きません。
しかし、社内の全員が差さないというルールを守ることがその前提になります。

残念なことにマイクロソフト社は、サポート切れOSの脆弱性を見つけたとしても、対応してくれません。
「完全放置」状態になります。

2点目~最新ソフトが使えない~

画像処理ソフトや、会計ソフトなどの最新バージョンがサポート切れのOSに対応しなくなっていきます。
ソフトのメーカーとしても、対応させるためには相当なコストがかかりますので、当然の流れかも知れません。

一番恐ろしいのはウィルス対策ソフトの最新バージョンが対応しなくなることです。

新しいウィルスは日々増え続けていきます。インターネットに繋がっているPCに、
バージョンの古いウィルス対策ソフトを入れたままというわけにもいきません。

最新版を導入できなければ、パソコンの危険度がさらに増してしまいます。

ソフトだけでなく、外付けHDDやプリンターなどのPC周辺機器のドライバーも同様に対応しなくなってゆきます。
新発売のプリンターが導入されても、使えません。なぜ使えないのか調べた挙句、OSのサポート対象外・・・
時間も浪費し、精神的にも良いことは何もありません。

3点目~知らないうちに加害者になる可能性がある~

少し前ですが、PC遠隔操作事件のニュースをご存知の方も多いかと思います。

この事件はインターネットの掲示板を介してトロイの木馬の一種「iesys.exe」に感染させ、
所有者の認識しないところでPCを操り、襲撃・殺害予告をさせた事件です。

この事件に代表される「ボット」と呼ばれるタイプのウィルスは、感染すると目立った動きをすることなく、ある日突然所有者の意図しないところでスパムメールを配信させ、詐欺メールや脅迫メールの片棒を担がされます。当然、情報漏えいも行われ多大な被害をこうむります。

こういったウィルスは、Windows XPのように多くの方が利用しサポートが切れてもなお使い続けられるOSに対して、ますます作られてゆくことが予想されています。

まとめると・・・

以上のようなことから、サポート切れのOSを使い続けることはリスクが大きく、さらに手間もかかります。

今回は非常に怖いお話になってしまいましたが、サポート切れのOSやソフトを使い続けることのリスクを感じて頂けたかと思います。

PCの移行には多くの時間がかかります。マイクロソフトが提案している

Windows XP 移行スケジュール モデル

では、実に13ヶ月前から着手するよう促しています。

今からでも間に合います。1日でも早い対応をオススメします。