ミニミニセミナー:れっつばみとんとん

こんにちは。
1月MMS(ミニミニセミナー)ブログ執筆担当やまです。

初のMMS記事ということで、まずはMMSについてご説明します。

以下代表ブログ「土の香りのソフト屋さん」過去記事(2012年1月29日「あの志を思い出せ!」)より抜粋
>また、会の先頭には「MMS」(ミニミニセミナー)と呼ばれている
>プチプレゼンのコーナーがある。
>テーマは自由、私たちも含め、順番で持ち回る設立当初からの伝統行事となっている。

つまりは、

○全社員持ち回りで行うプチプレゼンコーナー(10分程度)
○テーマは自由。様々な理念や、技術系、趣味等なんでも。

というものです。

今後このMMSを、毎月1回、プレゼンターが記事にしていく予定です。
では、今回私が発表したことについて書いていこうと思います。

 

今回私が発表したのは、「バドミントン」についてでした。
業務と関わりのないテーマですが、そこも含めて「テーマは自由」です。

 バドミントンとは

まずは、「バドミントンとは」ですが、安定のwikipediaより抜粋。

> バドミントン(badminton) はネットで二つに分けられたコートの両側に
> プレーヤーが位置し、シャトル(シャトルコック)をラケットを使って打ち合い、
>得点を競うスポーツである。

ご存知の通りのあのスポーツです。

シャトルは「羽根」とも呼ばれますが、あんなもの打っているけど球技です。
・・・バドミントン始めてから知った私がおかしいのでしょうか。まぁ気にしない方向で。

ここでひとつ重要なことが。

> バドミントン(badminton)

そうです。実際こうして書かなくてもどこかで言われてる方が多そうな気はしますが・・・

バドミントンです。
バトミントンじゃないです。
決してバミトントンじゃないです。

バト部とか言ったらバトン部みたいじゃないですか。 ・・・バミ部ってなんですか。

バドミントンの「特徴」

では次にバドミントンの「特徴」についてです。

①年齢問わず行えることから、生涯スポーツとして楽しまれている。
②レクリエーションとして行っても楽しめ、競技として行っても奥が深い。

大きくはこの2つになるかと思います。

①については、公園に行けば子どもが遊んでいるのを見かけますね。  ・・・最近あまり見なくなりましたが。

他にも、地区センターに行けばコート、ラケット等の貸し出しをしてくれるような場所も有りますし、
非常に手軽に、かつ楽しく出来るスポーツです。
部活の時に顧問の先生と盛り上がりすぎて練習放置で試合形式で遊んでしまったりもありますね。

②については、①のように手軽に楽しく遊べもしますし、
非常(もはや異常)に速いラリーの中で、緩急とコンマ数秒の中での読み合いを要求する競技でもあります。
何がどうして異常かは次の説明にて。

競技としての特徴

では次に、「競技としての特徴」です。他にも色々ありますが、大きくは3つ。

①全ての球技の中で初速が最も速い
②初速と終速の差が激しい。
③シャトル

以上の3点です。

①に関しては、TV等でも紹介されていたりでご存知の方も多いとは思いますが、トップクラスの選手が打つスマッシュは、400km/hを超えます。(ギネス公認)

学生の競技者でも、恐らく速い選手だと200km/h後半はあるのではないでしょうか。実際に測ったことなどないので、本当の速度はわかりません。

同じようにラケットを使うスポーツ、テニスでも、
サービスの速度が200km/hを超えますが、ギネス記録は263km/hです。
ストロークだとどんなに速くても100km/h後半らしいですね。

ラリーの最中にスマッシュとして叩き込まれるバドミントンとはだいぶ違います。
・・・最高速度にのみ焦点を当てると恐ろしい世界ですね。

以下、少し調べてみました。

この速度、計算してみると、
打たれた後のシャトルは0.3秒前後で相手の選手まで到達するらしいです。

余談ですが、一般人の反射速度の平均は、0.19秒らしいです。
調べてみると、NHLトップクラスのキーパーに0.10秒で反応する選手がいるらしいです。(シュートは0.25秒前後で到達)
これは猫と同等の反射速度です。どうかしてる。

さらに付け加えると、まばたきは平均0.40秒。まばたきしてたらすでにシャトルは後方です。

・・・時間だけではわかりづらい?
では他のスポーツと比較してみます。

メジャーなスポーツ、といえば野球ですね。
とある記録によると、97マイル(約155km/h)の速球がホームベースに到達する時間は約0.395秒

速度の比較として紹介したテニスでは、
200km/hのサーブが到達するのが約0.4秒

・・・まさかほぼ一緒とは。 (テニスのギネス記録での到達時間はわかりませんでした。。。)

これでバドミントンの速さが少し伝わるかと思います。
人が「反射」する時間のギリギリで飛んでくるわけですから、
実際に何も考えずにただ「反応」するのはつらいですね。
もちろんここに「予測」が入るのでラリーが成立するわけです。

・・・実際に見てると野球の方が速さを感じる?
それについては②が関係しています。

ということで②についてですが、実際に飛んできたスマッシュは、
相手に到達する頃には約100km/h前後まで速度が落ちます。

野球で言う「ノビ」がバドミントンにももちろんありますが、
それでも終速はここまで落ちます。それが体感する速度の違いですね。

ちなみに「重さ」もちゃんとあります。
あんなにシャトルは軽い(5g)のに、なぜかスマッシュが重い。不思議。

終速の話に戻ります。この終速に影響するのが③です。

シャトルには、主にガチョウの羽根が使用されます。
そのガチョウの羽根を、先端部分に使われるコルクに刺し、固定。

ナイロンで作られたものも存在しますが、
基本的には使用されません。
打球感、飛行精度が圧倒的に違うためです。

この羽根が大きく空気抵抗を受け、初速と終速の差に繋がります。

この羽根ですが、恐ろしい程に消耗が激しいです。
試合を見たことのある方はわかるかと思いますが、
基本的に数回ラリーが行われるだけでシャトルは交換されます。

さらに激しいラリーになると1回のラリーのみで交換されます。

そしてこのシャトル、色々な物価の高騰と、鳥インフルエンザの影響で、
ここ数年で価格が上がっています。(公式球1ダース4000円前後)

・・・競技するだけでどんどんお金がかかります。
練習球にすればだいぶ値は下がりますが。 (それでも高い)

恐らくこの面が、バドミントンが一般的なスポーツになりきれない要因な気がします。

ルールについて

では次に、「ルール」についてです。

以前(2006年まで)は、「サイドアウト制」で競技が行われていました。
サイドアウト制というのは、以前のバレーボールと同じルールですね。
サーブ権が有る側にのみ得点権があるルールです。

現在では、「ラリーポイント制」に改正されています。
バレー、バドミントンどちらもTV放映や、会場の確保時に、時間予想が立てられないことが改正の理由です。

20-20になった場合は、
・2点差が付く
・30点に到達
でゲームセットとなります。
どんなに多くても59ラリー。

このどんなに長く続いてもはっきりとした限界点ができたことにより、
プレイスタイルが一気にかわりました。

より速い攻めと、それにより流れを掴み続ける、というものです。
流れが変わらないわけではないですが、
それでも以前よりは非常に戻しづらいものになっています。

そういう点では「常に緊迫した試合展開」となり、
見る側にも緊張感が伝わりやすくなったのは良い点ですね。 (「かいしんのいちげき」「つうこんのいちげき」みたいな。)

このルール改正から、バレーボールと同様にだいぶTV放映が多くなりました。
競技者のひとりとしては嬉しいことでしたが、
個人的にはルールは以前の方が好きでしたね。
気合の大逆転劇は以前の方が多かったですし。

最後に

最後となりますが、上述の通りに、今ではオリンピックの様子が放送され、
衛星放送などで世界選手権等が放送されるようにもなってきました。

日本選手の活躍で記憶に新しいのは2008年の北京五輪でのベスト4入賞。
そして、昨年のロンドン五輪での銀メダル。
他にも、世界選手権や国別対抗戦、○○オープン(全英等)で記録を残した選手も多くいます。

それでも、放送数は少なく、メジャーなスポーツとは言いきれないのが現状です。

テニスでは世界ランキングに入るとその選手はTVで紹介されたりしますね。
バドミントンは見たことがない気がします。トップ10に多くの選手がランクインしているのに。

今後、オリンピックのみではなくともTVにて紹介、
そして試合の放送がされるようになればいいな、と思います。

以上、元競技者から簡単ですがバドミントンのご紹介でした。 (次のMMSは何話すんだろう・・・)

さて、次回のMMSは、あだきちさんですね!
皆さん期待して待ちましょう。