刷り込まれた記憶にご用心

おはようこんにちはこんばんは。今日も元気にニコニコしてますか?
昔は『百人一首』、全部言えました。まめつぶです。

ずっと使っていた、漢字や仮名遣いの間違いに気付いて「あわわわわー」となったことありませんか?

例えば!

ex1)
×「頂載致します。」
○「頂戴致します。」
いただくことを意味する「ちょうだい」は「頂戴」です。
「のせる」を意味する「載」は誤り。見た目が似ているのでご注意。

ex2)
×「ほおる。」
○「ほうる。」
「放る」を「ほおる」と読んでませんか?
「解放」に由来するので、「ほうる」が正解です。

ex3)
×「疎縁」
○「疎遠」
交流が薄くなってしまうことを指しますので、
「縁遠い」などから「縁」を使用してしまいがちですが「遠」です!

ex4)
×「猶余」
○「猶予」
「ゆうよ」とは、「余った時間」ではなく期日の延期や判断をしかねて、決定ができない様。
よって、「猶余」は誤り。

ex5)
×「過去を精算する」
○「過去を清算する」
間違った刷り込み代表格では?
「精算」は詳細に計算を行うこと、清算は決まりを付けることを意味します。
従って、上記の例では「清算」が正解ですね。

ex6)
×「成否をわきまえない」
○「正否をわきまえない」
わきまえないのは正しいか否か。
成功か否かは、わきまえられませんよね?
「正否は問わない」と「成否は問わない」の誤認識など怖いですね。

ex7)
×「色彩検定の修行をする」
○「色彩検定の修業をする」
「修業」は学問、技能の習得に修めることを指します。
「修行」は仏道に励むこと。派生して武道などの自己鍛錬も意味します。

ex8)
×「ドラマの製作を手がける」
○「ドラマの制作を手がける」
ドラマ、絵画など芸術作品を作ることは「制作」であり、
実用的な物を作ることが「製作」となります。

いかがでしょうか?間違いはありませんでしたか?

以前、研修でご一緒した方に
「汎用」を「ぼんよう」と声を出して読んでしまった方がいました。
さりげなくお伝えしましたが、真っ赤になってしまいました。(お礼は言っていただけました)

漢字も難しいですし、IT用語の略語も誤用が多々あり怖いですね。

言葉や表現が持つ意味を考えて使うことで、
こういった誤りを減らすことができるのではないでしょうか?

広義での教訓として、「常識を疑う」ということが大事だと思います。