おはようこんにちはこんばんは。いつもニコニコしてますか?SF大好き!まめつぶです!
ちなみに『SF=ちょっと・不思議』です。
さてさて、本日の話題はパスワードについてです。
電子化された個人の情報は、技術の進歩によって、今やいつでもどこでも容易にアクセスすることができるようになりました。
とても便利になった反面、世の中には悪い人がいるもので、これらの情報を盗み、悪用しようとする不逞の輩が、おりやんす。
そのためにパスワードと呼ばれる本人しか知りえない、文字の羅列を入力することで安全に情報にアクセスする技術があります。それによって、悪意ある人間からの情報泥棒を防ぐ役割を担っていますが、悪人はとことん悪いことを考えます。
特殊なプログラムを使って、パスワードを機械的に何万通り、何千万通りと入力を試させてて、他人のパスワードを探り当ててしまうのです。
こうなると、パスワードを解析されないように、複雑で長いパスワードを用意しなければなりません。
自分の誕生日などの意味を持った文字や数字をパスワードにすると、あっという間に乗っ取られてしまいます。
このようなセキュリティにおける技術者と悪人とのイタチごっこは延々と繰り返され、パスワードに代わる様々な認証方法も登場してきました。
なかでも、特にすごいと感じた認証方法があります。それは『脳』です!
アメリカの研究チームが脳波を用いた個人認証に成功したとのニュースが出ました。
従来は脳のシワの入り方が人によって異なるために検出アルゴリズムが確立されていなかったことに加え、脳波の測定装置が、沢山の配線を顔や頭の至るところに丸い電極付きテープを取り付けて行うもので、手間もかかる上に機器の値段も数百万円と、とても実用的ではありませんでした。
時代の進歩は凄いもので、現在のEEG(脳波図)の計測装置はBluetoothヘッドセットのようなシンプルな形をしており、価格も2万円程度にできる見込みで市販化可能なものになっているようです。
さらにこの脳波の測定装置は、利用者に合わせて最適化され、エラーは1%未満になるとか。
「password」から「passthoughts」の変化を遂げるようです。
こんなSFの様な、認証はどのような仕組みになっているのでしょうか。
それは、上述のヘッドセットを付けた状態で、なにかしらのイメージを思い浮かべることで認証されるそうです。
その認証のために頭に思い描くものがあまりに難しいと、思い出せなくなってしまい、二度と認証できませんし、
単純すぎてはセキュリティの意味がありません。
そこで、この研究チームが行った調査では、『歌を歌っているところ』や『物を数えること』、『色を思い浮かべること』が効果的だったとのことです。
文字の羅列であるパスワードは簡単に解析される可能性があるため、
新しい個人の認証は緊急の課題となっており、世界中、各社の技術者達は新たな個人認証システムの開発に本気で取り組んでいます。
すでに普及は目前のところに迫っています。
機械工学と生物学の融合がどんどん進んでいきますね。
ザッツ S・F ☆