コーヒー教室のあたたかみ

こんにちは。小澤です。
最近、久しぶりにバイクを洗車しました。良い天気の下、短パン・Tシャツ・ビーサン姿で
水浸しになりながら熱中していたら、近所の男の子がうらやましそうにこちらを見ていたので、
「一緒にやる~?」と聞いたら、無表情で逃げていきました。

うらやましそうな表情に見えたのにな・・・。

さて、私は先日、とあるコーヒー屋さんのコーヒー教室に参加してきました。
そのコーヒー屋さんは、女性の店長さんが一人で開いている小さなお店で、
ずっと行ってみたいと思っていたお店のひとつでした。

教室は、夕方の閉店後、私含め3名の生徒と店長先生の計4名で始まります。

教室の流れは、
まず先生が目の前でドリップを実演しながら、
・お店の定番コーヒー4種を飲み比べて、豆の焙煎具合による味の違いと、特徴を知る
・豆の特徴にあわせたドリップ方法を知る

それを踏まえて、
・4種の豆の中から自分の好みを選んで、生徒それぞれがドリップを実践
・自分で飲んで、味を確かめる、さっき先生が入れてくれたものと比べる
・先生に飲んでもらって、アドバイスをもらう
・もう一度ドリップを実践

というように進行していきます。
ちなみに、このお店はペーパードリップなので、今回学ぶのもペーパーです。
私はペーパードリップが一番身近なので、とても嬉しい要素です。

おいしいおやつをはさみながら、試飲していきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間半の教室の中で、おしゃべりを交えながら穏やかでぜいたくな
時間が過ぎていきました。終わった頃には、たっぷりの学びを得た充実感と、
先生の丁寧なしごとを間近で見て、なんだかふわふわしたような感覚と
コーヒーがおなかの中でたっぷんたっぷん揺れている感覚を得たのですが、
もうひとつ、コーヒーの入れ方とは別の、大きなことを学びました。

この教室で先生が設定してくれたテーマは、
「おいしいコーヒーのいれ方」ではなく、
「わたしにとっておいしいコーヒーのいれ方」です。

私はこの教室で、豆の特徴と、入れ方による味の変化の知識を得て、
香り・苦み・酸味・コクなど自分好みのコーヒーを入れるための、
調整方法を知ることができました。

その人に最適なこたえを教えるのではなく
その人に最適なこたえを、その人自身が導けるように必要な知識とヒントを教える。

そうすることで、可能性や範囲を狭めることなく
・自ら考えて試すこと
・自分の好きをより深く知ること
・偶然うまれたものとの出会い

なんかを、より楽しむことができるなあと、感じました。

今は、ネットで検索すれば簡単にこたえを得ることができる時代ですが、
まずは、自分のこたえを見つける過程を楽しめる人間でありたいです。

うふふふふ。