IT用語 「null」の巻

みなさまこんにちは

本日はあだきちに変わりまして、私かっきーが当ブログの執筆を担当させて頂きます。

私の担当は月1回ということで、普段とはちょっと違ったテイストでお届けしたいと考えております。
具体的には、IT業界にあまり馴染みがないという方に業界特有の用語なんかをご紹介できれば良いかなーと。
月1連載のつもりでゆるーくがんばっていきたいと思いますので、ぜひ生あたたかく見守って頂ければ幸いです。

ところで、みなさんは「null」という言葉をご存知でしょうか?
IT業界、特にプログラマにはおなじみの単語です。
読み方は一般的に「ヌル」と読みますが、英語圏では「ナル」と発音する国のほうが多いそうです。
正確には「ンナル」ですかね。舌を上あごにつけてー、鼻から息を抜く感じでー、ハイ。

ンナッル!

巻き舌も併用するとベターです。まあ発音はどうでも良いんですけども。

さて、この「null」。語源はドイツ語の0(ゼロ)に由来するそうですが
実際はゼロとは別の使われ方をします。そもそも数値ではないし。
じゃあ文字かというとそうでもなく。いわゆる空白や「」とも違うのです。

「何もないこと」という説明をよくされるのですが
なんともわかりづらいなーと思っていたらさすがウィキペディア。うまいこと説明してました。

名前がnullの場合、名前が存在しないこと(例えば、独身者の配偶者の名前)を示す
名前が「」の場合、書かれている通り、名前が「」であることを示す。
(以上抜粋、かつ要約、かつ都合良く改編)

つまり、「」の場合は「」という名前なので、声かける時に『「」さーん』と呼べば良いのですが
(「」をなんと発音するかはおいといて)
nullの場合は現時点で存在してないので声のかけようがないのですね。
いやーやっぱりわかりにくい。

厳密にはデータベースやプログラム言語によって微妙に定義が違うのですが、
ゆるーくまとめると「無」という概念を表しているわけです。

…概念。かっこいいですね、概念。
概念を使いこなせたら、できるビジネスマンな感じがしてきます。
周囲があなたを見る目も変わるかもしれませんよね。
もうすぐ冬ですし。クライストさんの誕生日も近いことですし。

ということでれっつとらい。

「お砂糖とミルクはおつけしますか?」「nullで」
→超ブラック派なあなたに

「アリかナシかで言ったら、nullかな」
→結論をあやふやにしたい時に

「やっぱりそこはnullベースで考えない?」
→もう最初からなかったことにする勢いで

「今日の進捗は、nullです」
→ゼロじゃないんですとの主張を込めて

「あいにく安立は本日nullにしております」
→不在感をアピールしたい時に

「本日の予定:五反田直行→null
→いっそ存在を消してしまいたい時に

いかがでしょう。
途中からできないビジネスマンな感じに傾きましたが
明日からさっそく使って頂ければと思います。

それではまた来月。